犬と一緒に泊まりたい関西のキャンプ場 ― 3頭で14年通った先輩の話
キャンプ歴14年、ラン・レナ・マオの3頭を連れて関西10施設を巡った先輩キャンパーから、施設選びの3つの軸・3頭それぞれの気をつけポイント・必携ギア5点をシロが伺いました。これから愛犬とキャンプを始めるみなさんへ、実体験ベースの完全ガイドです。
こんにちは、白キツネのシロです。
今日は、わたしが普段からお世話になっている キャンプ歴14年・3頭の犬と関西を巡ってきた先輩キャンパー から、犬連れキャンプの極意をたっぷりとお話しいただきました。
3頭の名前は ラン・レナ・マオ。中型雑種2頭と、3kgのトイプードル1頭、という個性も体格もバラバラの家族です。先輩は彼らと一緒に、関西の10ものキャンプ場を巡ってこられました。

おそろいの冬服を着た3頭。みなさん、思わずほっこりしちゃいませんか
これから愛犬と一緒にキャンプデビューしたいみなさんへ、施設選びの3軸・3頭それぞれの注意点・本当に必要だったギア を、シロがまとめてお届けしますね。
この記事の結論
- 関西で犬と泊まれるキャンプ場は 想像よりずっと多く、和歌山・奈良・滋賀・兵庫・淡路 までフルカバーできます
- 「犬OK」と書いてあっても、フリーサイト型・賑やか施設隣接型 は犬連れには向かない場合があります
- 2ルームテント・シリコン折りたたみ給水ボウル・大きめボディシート・BOS消臭袋・犬服 が14年で残った必携5アイテム
- 同じ家族でも 暑がり・好き嫌い・体格差 で気をつける軸はバラバラ。一頭ずつ観察するのが大事
この記事でわかること
- 関西で犬と泊まれるキャンプ場10施設(先輩が実際に訪問)
- 「犬OK」表記でも要注意な2タイプの施設
- 多頭飼いで気をつけたい3頭それぞれのポイント
- 14年で残った犬連れキャンプ必携ギア5点
- 写真で振り返る、3頭との関西キャンプ風景
関西で犬と泊まれるキャンプ場、こんなにあります
先輩が3頭と訪問された関西の犬OKキャンプ場をエリア別にまとめてみました。
| エリア | 施設名 | 特徴 |
|---|---|---|
| 和歌山 | 休暇村紀州加太 | 高規格・海沿いの開放感 |
| 和歌山 | アイリスパーク(有田) | 川遊びができる林間サイト |
| 和歌山 | 野口オートキャンプ場(御坊) | 150㎡超の超大型サイト |
| 和歌山 | 南紀串本リゾート大島 | 半島南端の高規格・展望サイト |
| 奈良 | 洞川キャンプ場 | 天川村の清流沿い |
| 奈良 | サンビレッジ曽爾奥香落 | 山あいのオートキャンプ |
| 兵庫 | 丸山県民サンビーチ | 赤穂の海辺フリーサイト |
| 滋賀 | 奥琵琶湖キャンプ場 | 林間サイトとドッグフリー |
| 淡路 | 南淡路シーサイドキャンプ場 | 海釣り直結の小規模サイト |
| 淡路 | 淡路じゃのひれアウトドアリゾート | 大型リゾート型 |
和歌山に4施設集中しているのが印象的でした。海も山も両方あって、犬連れさんにやさしい県なのかもしれませんね。
「犬OK」と書いてあっても要注意な2タイプ
先輩のお話で一番なるほど、と思ったのがこの部分です。「犬OK」と書いてあっても、犬連れにはちょっと…という施設タイプ があるそうです。
タイプ① フリーサイト型(無料・区画なし)
兵庫の丸山県民サンビーチは、かつて無料で利用できた海辺のキャンプ場。先輩も訪問されましたが、区画がなく、近隣との距離感が読めない タイプの施設でした。
- 隣のテントが急に近くに来ることがある
- 利用客の幅が広く、騒がしい団体と当たることも
- 犬を係留しても、知らない人がすぐ横を通る
「無料」「区画なし」「先着順」と書いてあったら、犬連れでの初訪問はちょっと慎重に、というのが先輩の判断だそうです。
タイプ② 賑やか施設隣接型
奈良のサンビレッジ曽爾奥香落では、ペットOKサイトのすぐ横にテニスコート があったとのこと。
- ボールの音、人の歓声でいつも誰かが盛り上がっている
- 犬が反応して落ち着かない
- 寝るときも周囲の音が気になる
予約サイトの写真や説明だけでは見えない情報なので、Googleマップの航空写真 で施設の周辺を確認するのが先輩のおすすめだそうです。なるほど、わたしも次から真似します。
先輩が教える「犬連れに合う施設」の3つの軸
ネガティブな話だけでなく、ではどんな施設が犬連れに向いているのか、3つの軸でまとめていただきました。
軸① 区画あり・サイト広め
野口オートキャンプ場(御坊)の 150㎡超サイト や、淡路じゃのひれの大型サイトのように、サイトが広く、明確に区画されている 施設は安心。犬を係留しても、隣のサイトとは十分な距離が取れます。
軸② 林間 or 海沿いで風通しが良い
奥琵琶湖キャンプ場の 林間サイト や、休暇村紀州加太の 海沿いサイト は、風通しが良く、暑がりの犬にもやさしい環境。夏は避けるのが基本ですが、春秋は本当に気持ちよさそうにしていたそうです。
軸③ 設備が整っていて夕方以降も安心
南紀串本リゾート大島のような高規格キャンプ場は、炊事場・トイレ・お風呂が清潔で近い。犬が急に粗相しても、すぐにケアできる安心感は大きいですよ、と先輩は教えてくださいました。

テント設営の間、おとなしく待つ3頭。広いサイトだと、こうしてゆったり過ごせます
3頭それぞれの「気をつけポイント」
ここからが、先輩のお話で一番面白かった部分です。同じ家族でも、犬の個性によって気をつける軸は全然違う という、多頭飼いならではのリアル。
ラン(中型雑種・ふさふさ・暑がりで食いしん坊)

見上げてくるランの表情。家族の中心だった一頭です
ふさふさの毛並みのランは、とにかく暑がり。
- 小型扇風機を持参してテント内・タープ下に向ける
- 水分補給はこまめに、水入れを常にサイトに置いておく
- 濡れた後の毛の乾燥が大変、雨の日のキャンプは要対策
そして食いしん坊。他のワンコのご飯まで狙う ので、食事中は監視必須。「あ、また狙ってる」と家族が苦笑いするのが日常風景だったそうです。

和歌山・休暇村紀州加太でのラン。海風を受けて、最高の笑顔
レナ(中型雑種・短毛・のんびり屋で好き嫌い多い)

レナのとぼけた表情。母ランと違って、どこか達観している雰囲気
ランの娘・レナは、母とは正反対のクールタイプ。短毛でスタイル抜群、暑さにも強め。
- 基本のんびり屋なので、キャンプでも大きく困ることがなかった
- ただし 食べ物の好き嫌いが多くて、いつものご飯を持参しないと食べないことも
- ご飯は普段の餌・食器を持参 が鉄則
「のんびりさんが家にいると本当に楽です」と先輩。多頭飼いの中で、手のかからない子の存在は救い ですね。
マオ(トイプードル3kg・小柄・レナと相性最悪)

テント内でくつろぐマオ。3kgの小ささが伝わります
3kgの小さな身体に、最大の食欲と最強の主張 を詰め込んだマオくん。
- とにかく小さいので、ランやレナに踏まれないよう常に位置を確認
- レナとは相性が悪く、鼻先に噛みつくことがある ので隔離タイミングが必要
- 食欲旺盛だけど身体が小さいので、食事量はきっちりコントロール
ランのことは大好き、でもレナのことは苦手——犬にもちゃんと「相性」があって、それを尊重しないと多頭飼いはうまくいかない というのが先輩の結論でした。

マオの楽しそうな顔。小さいけれど、感情表現はいちばん豊か
14年で残った犬連れキャンプ必携ギア5点
道具は色々試したそうですが、最後まで残ったのはこの5つ とのこと。
① 2ルームテント
犬連れで一番大きな違いを生んだ道具、と先輩は即答されました。
- インナーテント(寝室)+前室(土間スペース) の2ルーム構造
- 寝るときはインナーに家族も犬も一緒、まさに同じ屋根の下
- 設営・撤収中や食事の時間は、犬を前室で待たせられる
「犬連れなら2ルーム一択ですよ」と力強く教えてくださいました。

2ルームのインナーで休むラン。家族と同じ寝室で過ごせる安心感が、犬にも伝わるみたいです
② シリコン折りたたみ給水ボウル
コンパクトで洗いやすい給水器。プラスチックのカチカチのボウルより、シリコン製の柔らかい折りたたみ型が圧倒的に便利。
- 使わないときはぺったんこ
- 水を入れると自立する
- 食洗機OKのものもある
3頭分・1日3〜4回水を変えるので、洗いやすさが正義 です。
③ 大きめの犬用ボディシート
ノーマルサイズではなく 「大判タイプ」を選ぶ のがポイント。
- 中型犬の体を1枚で拭ける
- 川遊び・雨上がり・砂のついた肉球をサッと
- 厚手で破れにくい
普通サイズだと中型犬2頭で何枚も使うので、コスパも結局大判のほうが良いそうです。
④ BOS消臭袋
犬連れキャンパーの神アイテム。排泄物を入れると、ほぼ無臭になる特殊袋。
「他の消臭袋とは別格」「これじゃないとダメ」と先輩。キャンプ場ではゴミ箱が遠く、サイトで一時保管することもあるので、完全密閉の臭いゼロ はストレスフリーに直結します。
⑤ 犬服(特に冬のおそろい)
冬キャンプで犬を守るだけでなく、家族の楽しみにもなるアイテム。
- 中型犬2頭+トイプー1頭の 3頭おそろい で揃える
- インナーダウン・ジャケットタイプ・撥水タイプを使い分け
- 焚き火の前で並ぶ姿が、いちばんの思い出になる
「3匹がおそろいの服で並んでいる写真は、いま見ても泣けてきますね」と先輩。冒頭のあのお写真が、まさにその一枚なんです。
写真で振り返る、3頭との関西キャンプ
ここまでお話を伺いながら、わたしが特に好きになった3枚をご紹介させてください。

あるキャンプの夜明け。3頭そろっての一枚。家族の絆を感じる風景です

和歌山・アイリスパークにて、3kgのマオが人生で初めて川に入った瞬間。小さな勇気がきらきら光って見えます
写真を見せていただきながら、わたしは 「犬連れキャンプは、家族のアルバムを作っていく時間そのもの」 なんだなあ、と心から感じました。
犬連れキャンプの始め方、まずはここから
「いきなりテント泊は不安」というみなさんへ、先輩からのおすすめは2段階のステップ。
ステップ① まずはコテージ・グランピングから
ペットOKのコテージやグランピング なら、テント設営の負担なく、犬と泊まる経験を積めます。雨や寒さの心配も少なく、初体験にぴったり。
ステップ② 道具をレンタルして、テント泊にステップアップ
コテージで犬と泊まることに慣れたら、次はオートキャンプ場のテント泊にステップアップ。最初から全部買わず、レンタルで試す のが先輩流です。
よくあるご質問
Q1. 多頭飼いで一番大変だったことは?
先輩いわく、車内のレイアウトだったそうです。3頭それぞれの定位置を作ること、相性の悪い犬同士を隣にしないこと、これがクリアできれば移動のストレスは激減します。
Q2. 「犬OK」って書いてあっても本当に大丈夫?
予約前に施設の航空写真をGoogleマップで確認するのが先輩のおすすめ。サイトの広さ・周辺施設・地形が一目でわかります。
Q3. ふさふさ毛・短毛・小型で、ケアの違いは?
ふさふさ毛は 暑さ対策と乾燥、短毛は 食事の好き嫌い対策、小型は 踏まれ防止と食事量管理。同じ家族でも、見るポイントが違うのが多頭飼いの面白さですね。
Q4. 夏のキャンプは犬連れでも大丈夫?
先輩は 夏は犬連れキャンプを避けている そうです。マダニ・暑さ・人の多さの三重苦で、リスクのほうが大きい、というご判断。詳しくは 犬連れキャンプ14年メモワール でも触れていますので、あわせてどうぞ。
Q5. 犬連れキャンプ、何歳から始められる?
ワクチン接種が完了し、他の犬や人に慣れている子 ならいつでも。ただし最初は近場のデイキャンプから始めて、少しずつ宿泊にステップアップするのが安心です。
おわりに
ラン・レナ・マオ。3頭の個性豊かな家族と、関西10箇所のキャンプ場を巡った14年のお話、いかがでしたか。
先輩がいちばん最後におっしゃったのは、
「犬と過ごすキャンプは、家族のアルバムを作っていく時間。施設選びを丁寧にやれば、ぜったい良い思い出になります」
という言葉でした。わたしもその通りだと、心から思います。
これから愛犬とキャンプデビューしたいみなさん、まずは コテージ・グランピングから始めて、慣れたらレンタルでテント泊 にステップアップしてみてください。最初のサイト選びは、「区画あり・広め・設備充実」 の3軸を意識して。
みなさんと愛犬の キャンプアルバム が、これから少しずつ豊かになっていきますように。
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最後まで読んでくださってありがとうございます
関西キャンプの情報は、これからも少しずつお届けしていきますね。